大藝海〜藝術を編む〜

言葉を編む「大言海」(大槻文彦)、音楽を編む「大音海」(湯浅学)に肖って藝術を編む「大藝海」と名付けました。伝統に根差しながらも時代を「革新」する新しい芸術作品とこれを創作・実演する無名でも若く有能な芸術家をジャンルレスにキャッチアップしていきます。

モコモコ町田 第150回平山織絵・進藤陽悟

【演題】モコモコ町田 第150回平山織絵・進藤陽悟
【演目】不明
【出演】<Vc>平山織絵
    <Pf>進藤陽悟
【会場】モコモコ町田
【開演】19時30分〜
【料金】MC 2500円
【感想】
今日は町田のカレーショップ「モコモコ町田」でジャズライブがあったので(少し遅れてしまいましたが)馳せ参じました。カレーショップでのジャズライブ、しかも、チェロとピアノのデュオという珍しい編成でした。町田にはジャズライブが楽しめるジャズ喫茶やジャズバーもありますので、毎週末、どこかでジャズライブを楽むことができます。行きたくない会社と帰りたくない自宅の往復で毎日鬱々としている諸兄は少なくないと思いますが、トイレとお風呂のほかに、ジャズライブを聴きながらゆっくりと寛げる自分の隠れ家を見付けておくのも良いかもしれません..。

http://www.ne.jp/asahi/beer/mokomoko/
http://www.orie-hirayama.com/
http://www.shindoyogo.com/top.html

久しぶりに平山織絵さんの演奏を聴きましたが、何と結婚して一児のママになっていました。女性は子供を生むと変ると言いますが、平山さんの演奏にも肝が据わっているというのか貫禄のようなものが出てきたような気がします。チェロの深々とした心地良い響きに乗せて平山さんの繊細な歌心のある演奏を楽しめました。進藤陽悟さんの演奏は初めて聴きましたが、暖かみのある音色とリリカルなピアニズムが非常に魅力的で、彼のオリジナル曲もとてもメロディアスで耳に心地良く響きます。偶々、進藤さんの自作曲によるセッションが“You Tube”にアップされていたので、以下にご紹介しておきます。今日はスタンダード・ナンバー、アレンジ曲、オリジナル曲など色々な曲が演奏されましたが、初聴の曲も多く一曲づつの細かい感想は書きませんが、とりわけリベルタンゴでの熱気を帯びたアドリブは素晴らしかったです。ジャズはその場の空気感、フィーリングが大切だと思いますので、あまりくどくどと感想を述べるのも野暮というものです。

http://www.youtube.com/watch?v=IsK-CIWynHg