ぶらあび

伝統に根差しながらも時代を『革新』する新しい芸術作品と、これを創作又は実演する芸術家をジャンルレス・ボーダレスにキャッチアップする契機とするために書き散らかしています。

【訃報】国立音大教授の磯山雅さんが急逝

2月22日、バッハ研究の第一人者で国立音楽大学招聘教授の磯山雅さん(享年71歳)が急逝されました。磯山さんの御命日であるバッハ生誕333年目の2月22日(333と222)は数字の象徴に関する謎掛けのようでもあり、生前の磯山さんが偲ばれます。個人的な思い出としては、磯山さんが持ち前のユーモアを交えてバッハの深遠な音楽世界を素人にも分かり易く興味深く解説されていらっしゃったレクチャーコンサートシリーズ「磯山雅 presents バッハの真髄を探る バッハの宇宙」(相模原市文化財団主催)で過ごした至福のひとときが印象深く心に残っています。磯山さんの数々のコンサートや著書、評論、ブログ記事等に触れて大いに感化され、数多くのことを学ばせて頂いた非常に大切な方であっただけに、大変に残念でならず追慕の情に絶えません。バッハはもとよりクラシック音楽の素晴らしさ、面白さを色々と教えて頂き、本当にありがとうございました。安からにお休み下さい。心から慎んでご冥福をお祈り申し上げます。

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J.S.バッハ: マタイ受難曲:我ら涙流しつつひざまづき[ナクソス・クラシック・キュレーション #切ない]

Nr.68 Chor(第 68 曲 合唱)
Wir setzen uns mit Tränen nieder(私たちは涙を流してひざまずき)
und rufen dir im Grabe zu, (墓の中のあなたに呼びかけます。)
Ruhe sanfte, sanfte ruh!(お休みください安らかに、安らかにお休みくださいと。)
Ruht, ihr ausgesognen Glieder!(お休みください、苦しみ抜いた御体よ、)
Ruhe sanfte, ruhet wohl!(お休みください安らかに、お休みください心地よく。)
Euer Grab und Leichenstein(あなたの墓と墓石こそ、)
soll dem ängstlichen Gewissen(悩める良心にとっての)
ein bequemes Ruhekissen(くつろいだ憩いの枕、)
und der Seelen Ruhstatt sein. (魂の憩いの場となるべきもの。)
Ruhe sanfte, sanfte ruh!(お休みください安らかに、安らかにお休みください。)
Höchst vergnügt schlimmern da die Augen ein
(そのときこの目は、こよなく満ち足りて眠りにつくのです。)

Wir setzen uns mit Tränen nieder(私たちは涙を流してひざまずき)
und rufen dir im Grabe zu, (墓の中のあなたに呼びかけます。)
Ruhe sanfte, sanfte ruh!(お休みください安らかに、安らかにお休みくださいと。)
磯山雅著「マタイ受難曲」(東京書籍)より抜粋